特別教科(美術・工芸)教員養成課程(「特美」)の教育組織は、
平成12年度に募集停止となり、新課程の芸術文化課程造形コースに
移行しました。そのため、「特美」の名を冠する最後の卒業展覧会
となります。1969年に「特美」に赴任した私も、今年度で33年間
の教員生活を定年となり「特美」最後の卒業生と共に大学を出ます。

 「特美」が私に最も華やかに感じられたのは、1969年のの学生
闘争から生まれた工房教室制のカリキュラムを軌道に乗せようと、
学生たちと一緒にがんばっていた頃だったと思います。
 日曜日も祝祭日も夏・冬の休暇中も昼も夜も、いつも学生が研究
室にいて、一緒に制作に没頭していたような気がします。卒業制作
などでも学生の指図で下働きをしていたような、遥かな記憶があり
ます。4半世紀も以前のことですが、昨日のような気もします。
 「特美」のスタッフは最も多かった頃で15名、学生は約150名程
もおりましたし、別棟の木造の大きなアトリエ棟もありました。

 来年からは中美・芸術文化の名を冠した卒業展覧会となることで
しょうが、いつも時代と共にある活き活きとした作品が、これから
も生まれ続けることを、次の世代が大きく飛躍することを、心から
期待しています。(環境デザイン担当;福井正明)



岩手大学教育学部
特別教科(美術・工芸)教員養成課程 中学校教員養成課程美術科 卒業制作展

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1955年に創設された特別教科(美術・工芸)教員養成課程は、48年にわたりおよそ1500名の美術に関わる人材を輩出して参りました。 2000年から新課程の芸術文化課程造形コースとなり新たな芸術教育の拠点として歩み始めました。
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